・経理に転職したいんだけどいい志望動機ないかな
・面接で失敗したくない
・面接官にいい印象を与えたい
面接で志望動機は必ず聞かれます。
もし志望動機があやふやだと「この人は入社してもすぐに辞めるな」「本当は前の仕事が辛いから逃げてきたんだな」と思われてしまいます。
今回は「経理職へ転職したい人向け」に面接でいい印象を与えるための志望動機をお伝えしたいと思います。
・上場企業の経理
・販売員から経理として転職経験あり
・中小企業から大手企業へ転職に成功
僕は「将来において専門性のある仕事がしたい」ということで経理を目指しました。
この場合なぜ経理なのかを説明できないと「仕事ならなんでもいいって思ってそう」という印象を持たれてしまいます。
面接で嘘をつくのはよくないですが、具体的な話をするためにちゃんと自分の考えをまとめることが必要です。
まずは志望動機を考えるのポイントからお伝えしたいと思います。
志望動機を書くときのポイント

自分の中にある志望動機をそのまま伝えると悪い印象に繋がってしまうこともあります。
自然に考えた志望動機はとても大事ですが、どのように伝えるかが何よりも大事なので自分の考えに対して第三者目線で考え直してみましょう。
- 自然に考えた自分の志望動機を洗い出す
- 転職における志望動機として適切か考える
- 修正、付け加えの作業を行う
未経験者はなぜ経理を選んだか明確にする
例えば「数字に興味があるから」だけの動機だと「経理じゃなくてもできますよね?」と絶対に言われてしまいます。
なぜ経理を選んだかを具体的に考えてみましょう。
- なぜ数字に興味があるのか
- なぜ経理を選んだのか
- 今までの経験や考え方をどうやって経理として活かせるか
自分の志望動機を大切にしたい気持ちはわかりますが、
転職するためには多少話をふくらませることも時には必要です。
就職してからの具体的なイメージを伝えると印象もよくなります。
とにかく誰でも思いつけそうな理由しかない場合は採用されるために志望動機をしっかり考え直しましょう。
経理のおすすめ志望動機

では具体的な志望動機を紹介していきます。
僕が実際に転職の時に利用したこともあるので自分の志望動機にプラスαボリュームアップさせましょう。
経営者の近くで仕事をしたい
経理は「会社の経営状況や営業成績を集計すること」が主な仕事になります。
経理が集計した数字を経営陣に報告することになるので自然と経営者の近くで仕事をすることが多くなります。
・銀行、株主、従業員などすべての利害関係者のことを考えることの難しさを学べる
・この数字だとどのようなメリット、デメリットがあるか経営者目線で考えてもらえる
経営陣はどんな数字を求めるのか、どんな分析がしたいのかなどオーダーをこなすことで自分自身のスキルアップに必ず繋がります。
実際に経営陣の近くで働けるのは実績のある人間のみになるので目標として設定される方も多いようです。
予実管理、コスト管理を行っていて数字の管理に興味が湧いた
営業や販売員の仕事をしている人が多くもつ志望動機です。
実際に僕も転職する際志望動機の一つにしていました。
非常にわかりやすい動機ですよね。
ただ、面接官からは初心者という印象がつきやすいので、「どの分野の数字に興味を持ったか」を詳しく掘り下げることが重要です。
極端な例ですが、自分の興味に対して少し深く考えることが大事です。
より専門性の高い事務職に就きたい
経理に向いている人とは「いつまでも学ぶことへの意識を持てる人」です。

他の仕事でも一緒じゃない?

そうですね。
ただ、経理の仕事は知識量が非常に重要になります。
さらに毎年税法の改正があったりするのでいつまでも知識をアップデートする意識が大事です。
知識をつけることは「つぶしがきかない」仕事になるということになります。
将来リストラになる可能性もあります。
僕の前職の販売業はとにかく喋って商品をおすすめして売るということが主でした。
経理職を目指すことになった理由の一つあるのが将来知識もなくて話すことしか能力がない状態は怖いと思ったことです。
実際に知識を実務を身につけることができれば将来どんな会社でも仕事を続けることができます。
ここで大事なのは「御社で専門性を学びたいです」といっては絶対にNGです。
勉強してすぐに転職してしまう、勉強じゃなくて即戦力として活躍してほしいといった会社の求めるイメージをかけ離れる原因になってしまうからです。
自分の経験や知識と会社の求める人材をしっかり重ねて、今の能力を活かしながら将来はもっと専門性を高めていくことを伝えることができれば、企業としても求める人材に自然に繋がっていきます。
経理システムのブラッシュアップを支援していてその経験を生かしたい
元々システムエンジニアなどのシステムの開発関係の仕事をしていた人はこのような志望動機がおすすめです。
経理は教育して育てていくことより、即戦力な人材を求める企業が多いです。
簿記や会計を勉強することも大事ですが、日々の仕事をこなせられるかというアピールをすることも大事です。
大手の企業でもエクセルをバリバリ使っている会社も多いです。
経理システム、マクロに苦手意識をもっていないことは即戦力になれることのアピールになります。
経理の仕事は実はルーティーンが多いです。
ある程度は仕事をしながら勉強することができます。
しかし、仕事のスピード、正確性を身につけるには時間がかかります。
ある程度経理システムに対して興味を持っている状態であれば面接官は「効率化、業務改善できる人間」という印象を感じてくれるはずです。
経理のNGな志望動機2選

おすすめの志望動機を紹介しましたが、使ってはいけない志望動機もあります。
実は気づかずに使ってしまっている人もいるかと思います。
自分にスキルがあるにもかかわらず変な志望動機のせいで不採用になってたら辛いですよね。
しかもそれに気づかずに転職を行っている場合、いつまでたっても採用されない可能性があります。
NGな志望動機をしっかりチェックして自分のアピールが面接官にストレートに届くようにしましょう。
御社でスキルアップしたい
この志望動機は「会社に勉強しにくるのか?」という印象を与えるので、絶対にNGです。
未経験者は簿記を取得して、転職をする流れが多いと思うので、この志望動機を使いがちなので使わないように気をつけましょう。
どちらかというと「自分が身につけたスキルを御社で生かしていきたい」というスタンスが大切です。
未経験の場合でも前職で身につけたスキルの話をして、それにプラス勉強して身につけた簿記の知識を加えていくようなイメージで話した方がいいですね。
簿記を生かして仕事をしたい
「簿記2級をとったー!!転職しよう!」というテンションで転職をすると勉強を真面目にできるアピールと絡めて自分がとった資格を生かして働きたいという話をしようと考えている人って多いですよね。
この志望動機は「別に経理じゃなくてもいいよね?」という捉え方をされてしまうことがあります。
確かに経理でなくてもコスト管理など数字を扱う仕事は山程ありますよね。
なぜ経理がやりたいのかを自分の中で具体的に話せられるように考えておきましょう。
自分のスキルをリストアップする
志望動機を考える時は今自分はどんなスキルを持っているのかリストアップしてから考えることをおすすめします。
いきあたりばったりで履歴書を書き始めると自分のアピールポイントがめちゃくちゃになってしまいます。
・英語力がある
・営業をしていてコミュニケーション能力がある
・簿記の資格を持っている
・MOSの資格を持っていてエクセルをある程度使える
・業務効率のノウハウを持っている
・月次、年次の決算の経験がある
・マネジメント経験がある
・経理システムの使用経験がある
・IPO準備ために監査法人や証券会社とのやり取りをしたことがある
とにかく自分の今までのスキルを洗い出してから志望動機を考えましょう。
より具体性のある内容にできるはずです。
転職を始めるなら志望動機をちゃんと決めよう

- 自然に考えた自分の志望動機を洗い出す
- 転職における志望動機として適切か考える
- 修正、付け加えの作業を行う
何度も言いますが、志望動機は転職において非常に大事な要件になります。
自分で考えた内容だけだと転職に適してない状態の可能性があります。
考えたあとにしっかり見直しの作業を行って面接でもしっかり話せるように芯のある内容にしましょう。
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